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日本のIT企業で本当に足りないのはマネージャである

http://d.hatena.ne.jp/shiumachi/20121007/1349576062

http://www.ryuzee.com/contents/blog/3244

これは個人的な感覚ということを始めにお断りしておきます。

幾つかの企業で技術者が必要ということは声を大にして言われています。だけどこれから必要になってくるのは技術者だけでなく、技術者を助けるマネージャではないかと感じています。

そもそもとある技術を採用するにあたり、その技術に精通している/興味がある人を持つというのは最低限すべきことです。そして人が揃ってきたら、次にはその技術者を動きやすくするマネージャが必要だと感じています。

このマネージャは必ずしも技術に詳しくないといけないわけではありません。むしろ技術に詳しくなくても、人と人の間に立って調整して、技術者の作業を促進させる能力の方が必要です。

このマネージャは、技術者を上から押し付ける上司ではありません。かといって技術者の下僕でもないでしょう。技術者の作業する方向が間違っていたら遠慮無く修正してと言うのも必要だと思います。

イメージとしては、もしドラのマネージャかアジャイルスクラムマスターに相当すると感じています。スクラムマスターが明確に設置されていればそこは専門のマネージャがいると言えるのかもしれません。ただし顧客の満足は満たさなくてもいいかと思います(それは技術に詳しい、顧客対応担当を設けたほうがいいかもしれません。)

割と日本の企業でありがちじゃないのかと思うのが、”一定年数経った技術者をマネージャに回す”というやり方です。一方で(自分の観測範囲内では)USにはマネージャの専門職がいるのではないかと感じています。例えば先ほど挙げたような、上司ではない人とか、MBAを取ってるような人がマネージャをやっています。個人的には大きくなる組織に対しては後者のUSのようなやり方のほうがいい気がします。

あと、日本で別のパターンとしてありそうなのが、技術に全く詳しくない出世組を上司として置くパターンですが、技術に詳しくないとはともかくとして技術者が技術に詳しくなろうとするのを阻止してはいけないと思います。