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「希望格差社会」感想

大体話の内容はこんな感じだった。

  • 江戸時代や戦前は結構進路(ここでは就業・家族・教育)が固定されてた
  • 戦後の高度経済成長期には安定した進路のパイプラインがあり、みんなが希望を持って生活していた。一方でリスクを含んだ行動を取ることも出来るようになった。
  • しかし98年くらいから、勝ち組と負け組が大きく分かれるようになり、普通の進路に進むことでさえリスクを伴うことになった。例えばいい大学に入ってもいい会社にいけるとは限らないし、大会社に入ってもリストラで切られたりする。その結果「やっても無駄だ」と思い、実現不可能な夢を妄想することで逃げる人が増えた。

結婚とか就職の話も概ね同意できたのだけど、自分がまだ学生ということもあって、教育の分野がかなり気を惹かれた。前も言ったけど、個人的には有象無象に出来ている私立大学の保障とかはいいから、公立学校の教育を強化してほしいと思う(この辺はこの本の最後にもかかれてたことだけど)。なぜなら公立学校の教育が悪いと、収入の少ない層がいつまでも教育の面で収入の多い層に追いつくことが出来なくなるからだ。

・・ちなみに私は比較的平均よりかは恵まれてる方なんだろうけど、希望というか、やる気が無くなって、アディクションに走ったり、目の前の苦難から逃げやすかったりする。

追記:
一部こじつけっぽい話もあった。