博士になるということ
博士号の取り方。
http://d.hatena.ne.jp/tihara/20071101#p1
この記事で
博士号が取れるか取れないかは(略)ひとえに「論文誌に論文が載るか載らないか」にかかっている。
なんて書かれててちょっと博士というものに失望を感じてたのですが(とは言え修士の時に気づいてはいましたが)、
以下の記事を読んだらさすがに博士だなぁ、と思ったりしました。失礼ですね。ごめんなさい。
コンピュータ将棋とgoogleと自動音声認識の機械学習に関して。
http://d.hatena.ne.jp/tihara/20071111
「もはや自動音声認識性能はこれ以上向上しない」という趣旨の発言がなされた
自動音声認識技術が発展しなくなった一つの原因は中途半端に成功してしまったことにあると思う。自動音声認識技術は、「データ集め」をした結果、中途半端に成功した。
根本的な部分にいつでも立ち戻れるような学会の態勢にしておいてほしいと思う。
将棋は解を決定する範囲が決まっているので、データ量を増やしていけばいいんでしょう。解空間が爆発するといった問題も、コンピュータの処理能力の増大で解決するでしょうし。自然言語認識もそういう意味ではいっしょなんでしょうか?既にある単語列とどれだけ似ているか。
でも既にあるデータと一致したからって、それがそういう意味を持つ(例:赤という単語で「赤さ」を見る)ってことをコンピュータは理解するんですかね?
結局物事の根幹まで掘らず、解として導けそうなとこに安住してしまっている、そんな感じがします。