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「論文の読み方」を読んで整理してみる

転職して以来(その前もそうだが)なかなか論文を読む時間が無いのでこれを気に読み方を考えてみる。

論文は英語に絞る
中国人が英語で発表するうちは安泰なのかなぁ
関連ありそうな単語を検索して意味を調べる
いまは興味ある内容の向きが決まってるのでそちらを見つければいいですね
論文のabstractを見て面白そうなものを集める
Abstすら訳すの辛いけど・・
論文同士の関係を書きだしてみる
参考文献から読むってのは忘れてたかも。。。
5-9
はあまり意識してないですが、PRML勉強会とかで話聞いてるとよく聞く名前とかはありますね。[Blei 2003](Latent Dirichlet Analysisの論文)とか。

というわけでnokunoとかの話聞きながらAbst読んで面白そうな英語の論文の参考文献でも1日一個くらい載せてみるといいのかしら。


未だに自然言語処理とか機械学習の門外漢っぽさが凄まじいですが、足りない基礎知識(確率、微積、線型)を補いながら読んできます。
時間かけなくていいから長期間できそうなのがいいですね。

http://d.hatena.ne.jp/nokuno/20110905/1315230426
http://d.hatena.ne.jp/echizen_tm/20110904/1315143767

1.調べる論文は英語に絞る
これは日本人の論文が良くないということではなく日本人の論文も含め優れた論文は国際会議(つまり英語)でも発表されているから。英語が苦手でも頑張って英語論文を読んだほうが質のよい論文に出会う確率が高い。

  学部生のときは日本語論文も調べましたし,今でも日本語処理関係は日本語で読むこともありますが,少し読んでみればいわゆる「地雷」が多いことに気付くでしょうから,自然とその分野のトップカンファレンスに行き着くことが多いと思います.

2.関連ありそうな単語を検索して意味を調べる
まずはひたすら検索タイム。最初は漠然とした言葉でしか検索できなくても調べたい分野の用語は頻出するはずなので、だんだん知るべき用語がわかってくる。英語の単語がわからない場合も調べていれば日本語/英語を併記してくれているものがでてくるはず。あとは頻出語の意味を分かる範囲でざっと調べておく。余談だけれど技術系の言葉をWikipediaで調べる場合、英語版のほうが日本語版よりはるかに充実している。

 WikipediaやGoogleで調べても分からなかったら,Google ScholarやACM Portal, IEEE Xplore,ACL Anthologyなどで調べます.
3.論文のabstractを見て面白そうなものを集める
目についた論文のアブストをひたすら読む。アブストがわかりにくいものはどんどん無視してよさそうなものだけピックアップしていく。

 この作業は非常に重要です.もう少し細かく見ると,タイトルを見て面白そうな論文を開いて,asbtractを見てさらに選別し,experimentsやconclution, 論文中の図表,セクションタイトルなどを眺めてより面白そうな論文を選びます.各フェーズで数分の1くらいに減るので,大体ちゃんと読む論文は数十本に1本くらいになります.慣れてくるとアブストまで読めば(時々タイトルだけでも)内容の想像がつきますが,慣れていないうちはとにかく数をこなすことだと思います.
4.論文同士の関係を書きだしてみる
集めた論文で最初に見るべきは参考文献。「実は有名なあの手法は別の無名な手法にちょっと付け足しただけだった」ということもよくあるので、根本となるアイデアが何なのかを論文のreferをたどって把握しておく。このときreferされている論文も集めた論文リストに足していく。

4〜9まではあまり意識してやってはいませんが,大抵頭の中に入っているので無意識的にはやっていると思います.

5.参考文献に頻出する論文をリストにする
ここまでくると結構な量の論文がたまっているはず。これらのなかで多くreferされているものは基本的な考えを理解するために優先的に読んだほうが良いのでリスト化しておく。

6.参考文献に頻出する著者をリストにする
同様に頻出する著者もリスト化すると、調べたい分野で誰が活躍しているのかわかる。

7.著者の得意分野を調べてみる
それらの著者の得意分野を調べておくと「この分野ならまずだれそれの論文を当たろう」と勘が働くようになる。

8.参考文献に頻出する学会、論文誌をリストにする
頻出する学会、論文誌もリスト化すると、どれを定期的にチェックすればいいかがわかる。

9.学会、論文誌ごとの特徴を調べてみる
それらの学会、論文誌の特徴を調べておくと「この分野ならまずどこそこの(ry」と勘が働くようになる。

10.以上の結果を踏まえてよさそうな論文を数本読む
ここまでくればだいたいどれを読めばいいかわかってくるはず。5-10本くらい見繕って頑張って読む。

で書いたようにここに来るまでに数十〜数百本の論文のタイトル程度は目にしているはずです.それらの関係を頭にいれながら読むとすんなりと頭に入ってくると思います.