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なんか厨二病満載なものを思い浮かんだので書いておく。
誰か小説書くのとか得意な人いたら直してー。
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朝、Aは眼を覚ました。
リビングに行くとそこは父、母、妹がいた。
父「おはよう、A」
A「んー」
母「ちゃんと挨拶しなさい、A」
妹「おくれちゃうー」
一見どこにでもある家族。だけどこの家族は今の時代とはちょっと違っていた。
なんと家族は本来別の家の家族であり、姿を変えてこの場にいるのである。
「姿を変えて」と言っても別の姿を映しているだけではなく、見た目や触感も変わった人のものとなっていた。いわばきぐるみのようなものを着ているのである。
近年現実社会での家族内不和が増加。育児放棄や家庭内暴力、不倫などが頻繁に起き、家に居場所の無い人たちが大量に発生した。「家族」の希薄化を恐れた政府は「仮想家族」を提案、家族からあぶれ出た人たちが"きぐるみ"を着て家族として暮らしているのである。
コンピュータ上でのコミュニティとは、実際に現実に存在し通常の家族と一見変わらないところが違っていた。一方で現実の家族とは立場、性別を変えることができるなどが違っていた。
Aには恋人が存在し、ついにAと恋人は夜を共にすることにした。
Aはきぐるみ越しの感触に飽き足らず、ついに恋人のきぐるみまではがしてしまった。
そこには何もなかった。なんと恋人はコンピュータで動作する人工知能プログラムだったのである。Aは絶望し身を投げた。
翌日。
父「おはよう、A」
A「んー」
母「ちゃんと挨拶しなさい、A」
妹「おくれちゃうー」
そこには先日と同じようにAが存在した。
ただしAは外見や性格が昨日のAと同じだけであり、人間ではなく人工知能であった。
しかし家族は今日も昨日と変わりない日常をはじめようとしていた。
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というわけでなんかありがちなショートショートでした。
