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とある大企業の勉強会意識

ユメのチカラ:コミュニティ活動と仕事
http://blog.miraclelinux.com/yume/2008/11/post-535c.html

とある大企業(ミラクリナックス社とも縁がある)に勤めている人から聞いた話。噂程度にとらえてほしい。

その人の部署(というかその企業全体?)は業務として、ほげほげを使った開発を行うのではなく、ある程度決まった設計指標に沿って設計を行う。そして設計した物を外注なりに作ってもらう。この規模になると多くの人が関わるので、ここの特化した技術が採用しにくい。何年間か安定した技術が欲しいのでなかなか最新技術は導入できない。というかいらない。

平ですら設計→展開を行うのに、課長とかのクラスになると最早設計とかより管理が主体となり、個々の技術より会議の仕方が重要になってしまう。また、今は就職氷河期のツケだか人が少ないので、一人一人の負担が大きい。

こんな状態だから、限られたテーマを対象とした勉強会とか出ずに、社内の効率を上げる方に注力しろってことになる。

あとは会社としてできるだけ余計な知識を与えずに決められたアウトプットをだしてもらったほうが嬉しい。


一例。gitの使い方を知ったとしても、バージョン管理システムを扱ってるところにその利点を説明しなければならない。そしてそこで決まったら、今度は外注先にも説明できないといけない。これならむしろ素早く設計文章を書く研修に参加しろってことになる。


簡単にまとめると、

  • でかいとこは実装というより設計→展開。個々の技術とかどうでもいい
  • ぶっちゃけ人足りないです。勉強会行くなら業務の効率上げてくれ


なので「大企業の管理職以上はダメ」っていうより「そもそも仕事のフェーズが違う」ってのが答えになる。もちろん企業内でぬくぬく育って外の活動とか全く知らない人もいるけどな。ああ年功序列社会。


ただし全部署がこういうわけでもなく、一部のLinuxの技術に触れまくってる部署は講演とかしてる中間管理職もいるし、業務に支障のない範囲ならば参加して報告書書いてくれっていう部署もある。


まあやるなら個々の技術に特化した話ではなくて、大企業なりの開発技術交流会とかやれば人が来るんじゃないの?とか(例:情報システム部門飲み)


ところで私もLLFutureというイベントでLTを行ったんだけど、これもレベル7用件の一つに含まれるのかなw